昨夜診療した24時間の施設では卵をだすことができなかったため、
セカンドオピニオンで来院したオカメインコです。
卵詰まりでの症例は、触診で卵の卵殻を触れることが多いですが、
この症例は腹部は膨満してましたが、卵殻らしきものはありませんでした。
24時間の施設から当院にくる途中に卵が出たのかと考えレントゲンを撮りましたが、
卵は確認でき卵詰まりをおこしています。

そこでレントゲンで卵がある位置から用手法で探ると、
卵管の開口部が見られ、中から卵白がでてきました。

もう少し押すと割れた卵が出てきました。
その後、食欲がもどるかどうか自宅でみてもらいました。
この症例は卵詰まりを見つけて推定12時間位の来院だったため、
卵は排泄されましたが、時間が経ってから来た症例は用手法では出ないこともあります。
また卵は出せても、食欲不振になることもあります。