診療について

診察料金

診察料 1,650円(税込)
爪切り 1,650円(税込)

ハムスターの健康と予防について

ワクチンによる予防はありません。

検便、フードや環境に気をつけてあげることが重要です。
購入時はハムスターを診療可能な動物病院で原虫、寄生虫の有無(検便)調べてみることが大切です。その際、獣医師から飼育法、体重測定の方法を聞いておくことも重要です。

ハムスターは草食性と雑食性の中間の動物です。ハムスターの専門食に加えて、野菜、肉、にぼしなどをバランス良くあげることも大切です。食事の組成で蛋白質16%以下ですと皮膚病が起きることもあります。またヒマワリは脂肪分が高いので注意が必要です。食事内容を気をつけて、健康状態を保ちましょう。

また檻ケージで飼育すると、上に登り落下して骨折など外傷をおこす場合があります。ハムスターの性格に合わせたケージの選択は重要です。

寿命はジャンガリアンハムスター、ゴールデンハムスター(ペットショップ名、キンクマハムスター)ともに2歳位です。

こんな症状はありませんか?

  • 目の症状(目やに・目が開かない・涙)

    よくある症状

    • 目が開かない
    • 白や黄色の目やにが出ている
    • 涙が多く、目のまわりが濡れている
    考えられる病気

    結膜炎、角膜潰瘍、涙管閉塞(歯の不正咬合に伴うことも)

  • 耳の症状(赤み・かゆがる・頭を傾ける)

    よくある症状

    • 頭をかしげる
    • 耳周りをよく掻いている
    • ふらつきや傾きがある
    考えられる病気

    外耳炎、中耳炎・内耳炎、神経疾患による斜頸

  • 口・歯の症状(よだれ・食べづらい・口元の腫れ)

    よくある症状

    • よだれで口元が濡れている
    • 硬いものを食べたがらない
    • 口のまわりに腫れやしこりがある
    考えられる病気

    不正咬合(切歯・臼歯)、歯根膿瘍、口内炎、頬袋炎

  • 皮膚・被毛の症状(脱毛・かゆみ・フケ・赤み)

    よくある症状

    • 毛が抜けて地肌が見える
    • かゆがって体を掻く
    • 皮膚に赤み・かさぶた・フケがある
    考えられる病気

    疥癬(ダニ感染)、真菌感染(白癬など)、アレルギー性皮膚炎、ストレスや内分泌異常による脱毛

  • 消化器の症状(食欲不振・下痢・便秘)

    よくある症状

    • ごはんを食べない
    • 水っぽい便や下痢
    • 便が出ない、または少ない
    • 肛門まわりが汚れている
    考えられる病気

    胃腸うっ滞、ウェットテイル(増殖性回腸炎)、細菌性・寄生虫性腸炎、食事不適応(急なフード変更など)

  • 神経の症状(ふらつき・転倒・斜頸)

    よくある症状

    • 歩行がふらつく
    • すぐに転倒する
    • 首が傾いたまま戻らない
    考えられる病気

    中耳炎・内耳炎、エンセファリトゾーン症、脳炎・脳腫瘍

  • 腫瘍・しこり(体のふくらみ・皮膚の腫れ)

    よくある症状

    • 体表にしこりがある
    • 急に膨らみができ
    • 出血や膿が出ている
    考えられる病気

    良性または悪性腫瘍(乳腺腫瘍など)、膿瘍(細菌感染)、子宮疾患(メスに多い)

「なんとなく変かも」でもご相談ください。
日常のちょっとした違和感が、重大な病気のサインであることもあります。
当院では、ハムスターにストレスをかけすぎない診察を心がけています。気になる症状があれば、お早めにご相談ください。