健康診断

当院では、大切な動物たちの健康を維持するため、定期的な健康診断の受診を推奨しています。見た目は元気そうでも、検査を通して思わぬ病気の兆候が見つかるケースも少なくありません。症状が現れる前に気づくことで、早期治療や生活習慣の見直しにつなげることが可能です。
健康診断は単なる検査ではなく、動物たちの健やかな毎日と、ご家族が安心して暮らせる未来を守る大切なステップです。

当院では、動物の種類や年齢、ご家族のご希望に応じた健診プランをご用意しています。一頭一頭に合わせた最適なプランをご提案いたしますので、気になる方はぜひお気軽にスタッフまでご相談ください。

健康診断料金※診察料を含む

定期検診(血液検査、触診) 8,250円(税込)

予防接種

狂犬病予防

狂犬病予防接種は、国で定められたワクチンです。

狂犬病は人間にも感染する致死率の高い病気です。狂犬病予防は国内で狂犬病が発生した際に、公衆衛生の立場から人間の命を守るために行っているもので、犬への投与は法律で義務付けられています。必ず投与してください。狂犬病は日本では現在約30年発生がありませが、平成24年にデング熱が70年ぶりに感染が診られたようにグローバル化の進んだ現在いつ発生してもおかしくないと考えます。犬に「狂犬病ワクチンを打たなくて良い」という風潮がありますが、これは間違いです。なおワクチンにアレルギーのある場合や健康状態がおもわしくない場合などは狂犬病猶予証明書の発行ができます。

狂犬病予防接種においでになる際には、区役所衛生課から4月上旬にご自宅まで郵送される狂犬病予防接種関係書類をお持ちください。当院 は川崎市獣医師会指定病院ですので、川崎市にお住まいの方なら予防注射済鑑札の交付はすぐに可能です。

初めて接種する場合には、環境省が発行しているマイクロチップ登録証明書(紙、またはデジタル)をお持ちください。

ワクチン料金※診察料を含む

注射代(3-6月のみ)※この時期がおすすめです 3,100円(税込)
注射代(その他の月) 4,200円(税込)
狂犬病予防注射済票発行(毎年更新) 550円(税込)
  • ※予防注射済札料は市の仕事の代行を当院が行っています。そのためカードでのお支払いはできませんのでご協力をお願いします。

混合ワクチン

犬の混合ワクチンには製薬会社により表記が様々でわかりにくいことが現状です。大別すると以下の2種類に分かれます。

①犬ジステンパー感染症、パルボウイルス感染症、アデノウイルス2型感染症・犬伝染性肝炎・犬パラインフルエンザなどの予防が可能な5種型ワクチン。
②上の疾患にレプトスピラ症を加えたワクチン。

ワクチンは、生後2ヶ月、3ヶ月、4ヶ月の3回接種と、その後年1回の接種を当院ではおすすめしています。

ワクチン料金

5種型 7,000円(税込)
7種型 9,500円(税込)

フィラリア予防

20年前、フィラリアは犬の死亡率の高い病気で、蚊によって媒介されます。当時は予防率も低く、5-6才で犬ちゃんが死亡する場合もありました。最近は本院の付近では5月-11月の月1回の予防薬の投与がしっかりできていることもあり、フィラリア症の犬を診る事は珍しくなりました。とはいえ、予防をしなければフィラリアに感染します。現在も22%の犬がフィラリア陽性です。

毎月1回の投薬や滴下タイプ、1年間効果がある注射等、様々な製品の中から犬ちゃんの性格を考え、ご選択いただけます。

フィラリア予防開始前の検査

血液を0.1から0.3ccほど採取して行います(犬、猫、フェレットともに共通)。検査時間は5-10分程度です。フィラリア予防薬は飲み薬として錠剤・ジャーキータイプがあります。フィラリア予防薬の皮膚にたらす薬があります。すべて月1回です。

予防薬料金

注射剤

~5.0kgまで 5,500円(税込)
以後1kg増すごとに +550円(税込)
  • ※1年間効果あります。当院では4月-7月のみ実施(フィラリアのみの予防薬です。)

錠剤

~3.8kgまで 770円(税込)
3.9~11.3kg 1,100円(税込)
11.4~22.6kg 1,350円(税込)
22.7~34.0kg 2,450円(税込)
34.1~45.2kg 2,700円(税込)
  • ※当院では5月ー11月の間、月1回の投薬を薦めています。(フィラリアのみの予防薬です。)

チュアブルタイプ

1.8~3.5kgまで 2,880円(税込)
3.6~7.4kg 3,170円(税込)
7.5~15.0kg 3,410円(税込)
15.1~30kg 3,790円(税込)
  • ※当院では5月ー11月の間、月1回の投薬を薦めています。(フィラリアとノミ、マダニ、回虫、鉤虫、鞭虫の駆除できます。)

ノミ・ダニ予防

ノミは人・犬・猫・うさぎ・フェレットにも感染しますので注意が必要です。

特殊な事情を除き、本院のある川崎市多摩区では、ノミ・ダニは5月から10月頃で十分です。散歩に行く犬はノミ・マダニの予防は必ずしましょう。

近隣の生田緑地や多摩川などへ犬の散歩で行かれる方は特にマダニの予防のため薬剤の使用をお奨めしています。なぜなら最近は西日本を中心にマダニ内の潜んでいるSFTSウイルスの感染でヒトに死亡例がでているからです。一方ノミは13度以上の環境で年中繁殖すると報告されています。そのため密閉の良いマンションで飼育している犬、猫、ウサギは年中ノミに感染しているケースもときどき診ます。そのため場合によっては年中ノミの駆虫剤が必要なケースもあります。

飼育環境でノミ・ダニ予防の必要性、期間が変わりますので、詳しくはご来院ください。

予防薬料金

滴下式 1回分

2kg~10kgまで 1,100円(税込)
10.1~20kg 1,370円(税込)
20.1~40kg 1,580円(税込)
40.1~60kg 1,800円(税込)
  • ※この薬剤はノミ、ダニ、シラミが駆除できます。
  • ※薬剤は、月1回の皮膚への滴下、また経口投与になります。価格は1回投与の値段です。