飼い主さんの不安から来院へ
川崎市宮前区にお住まいの飼い主さんが、1才2ヶ月になるロップイヤーの女の子を連れてオダガワ動物病院へ来院されました。
「うさぎは子宮の病気が多いと聞くけれど、避妊手術はした方がいいのか…?」
そんな不安から、避妊手術の相談となりました。
うさぎの避妊手術の意義とメリット・デメリット
子宮・卵巣腫瘍のリスク
雌のうさぎは子宮腫瘍や卵巣腫瘍が比較的多い動物です。
一説によると、生涯で50〜80%が子宮や卵巣に腫瘍を発症するとも言われています。
避妊手術(卵巣・子宮摘出術)は、これらの病気を未然に防ぐ有効な方法の一つです。
手術を推奨する時期
オダガワ動物病院では、生後6ヶ月〜1歳頃に避妊手術を行うことを推奨しています。
ただし、環境の変化に弱い子や、術後の強制給餌が困難な子はリスクが高いため、個体差を考慮しながら判断しています。
デメリットや注意点
・手術は全身麻酔+開腹が必要なため、術後に食欲が落ちることがあります。
・術後管理に不安がある子や、体調が安定しにくい子には無理にすすめません。
・「必ず必要」ではなく、飼い主さんと獣医師で相談して決めることが重要です。
今回の症例:ロップイヤーの避妊手術
手術の経過
今回のロップイヤーは健康状態が安定しており、避妊手術を実施しました。
開腹すると、左右の子宮角にやや赤みがあり、肉眼的に炎症の可能性が考えられました。
そのため、飼い主さまと相談の上、病理検査に提出しました。
病理検査の結果
・子宮内膜に軽度の過形成(細胞が増えて厚くなる変化)が確認されました。
・腫瘍性変化(がん化)、細菌感染、炎症は認められませんでした。
➡ 悪性所見はなく、安心できる結果でした。
避妊手術を考える際のポイント
うさぎの避妊手術は、病気の予防という大きなメリットがあります。
ただし、すべてのうさぎに必要とは限らず、体質や性格、生活環境を踏まえて判断することが大切です。
「なぜ手術するのか」「しない場合はどうか」を、かかりつけの獣医師とじっくり相談しましょう。
オダガワ動物病院では、犬・猫はもちろん、うさぎ・フェレット・ハムスターなど小動物の診療や避妊去勢手術にも対応しています。
✔ 避妊・去勢手術のご相談
✔ 健康診断・血液検査
✔ 食事・飼育相談
ペットの健康を第一に考え、飼い主さまの不安に寄り添った診療を心がけています。
どんな些細なことでもご相談ください。
